施工不良問題で問題になっているレオパレス21。
今後の対応が気になるところですが、1番気になるのは入居者やオーナーに対しての補償金額ではないでしょうか。
この記事ではレオパレスが支払う補償金額についてと、先日発表された深山英世社長の報酬返上金額がどれくらいになるのかをまとめました。
レオパレスの施工不良による補償金額はいくら?
今回の施工不良問題でレオパレスが入居者またはオーナー向けに発表している補償はこのようになっています。
<入居者向け>
・補修工事中仮住まいをする場合の費用
・引っ越しする場合の引っ越し費用(一部条件あり)
・解約時違約金・基本清掃費・原状回復費の免除
・レオパレスの他物件への住み替え時の初期費用
<オーナー向け>
・レオパレス規定の期間に生じた空室に対する家賃
・一級建築士同行費用
・補修工事費用
これらの補償金額の総額は先日特別損失として計上されその額430億円となっております!
その前には360億と発表されましたがもっと膨らむと予想され金額が修正され今後さらに増すことが予想されています。
実際に引っ越す方への支払金額は引っ越し先の家賃5か月分相当と言われています。
引っ越し代は3月から4月が最も高くなり、その額はそれ以外の月の2~3倍の額とも言われています。
今回の問題では転居要請の対象は33都府県の1324棟、1万4443人もの人数になり仮住まいにしても引っ越しにしても膨大場費用がかかるおことが分かりますよね。
オーナー側にとって死活問題なのは家賃保証ですが、補修工事には部屋ごとの補修の場合は一部屋あたり数日、小屋裏全体の補修工事の場合は2週間程度と発表しています。
その補修工事にかかる費用は天井だけで1000万円、壁を含むと4000万円とも言われています。
また工事中空室になってしまうことや、そのまま引っ越してしまったり、風評被害で新たな入居者を獲得できないとなれば大問題です。
そのあたりの補償は現段階では非常にあいまいな公表していないため今後大きな問題となってくるのではないかと思います。
基本的には入居者やオーナーの負担がないように対応を進めている印象ではありますが、一部条件付きで負担を強いられる方が必ず出てくると予想されます。
360億というと巨額な印象を受けますが実際の被害はもっとあると思いますし、調査が進むにあたり想定を上回る可能性は十分考えられ、さらにレオパレスが補償しなければならない額は増えるのではないでしょうか。
深山英世社長の返上金額は?
深山社長への責任追及もされ先日の会見で月額報酬の30%を6ヶ月分返上すると発表しています。
では社長の報酬はいくらなの?という点ですが東京商工リサーチによると、1億2500万と開示しています。
このことから数百万単位での返金があるのではないかと推測されます。
まとめ
かなり大きな問題に発展しているレオパレスの施工不良問題。
先日のオーナー向け説明会でも批判の声が相次いでいますね。
個人的には430億でも補償しきれるのか疑問です。
今後の対応に注目していきましょう!
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