まれにみる大規模な施工不良で問題になっているレオパレス21。
引っ越しを余儀なくされる入居者の人数も膨大な数で引っ越し難民が出るのではないかと懸念もされています。
一方でもう一人の被害者、オーナーの方たちはどうなるのでしょうか?
この記事では補修工事に対する工事費用やこれを機に空室になってしまった部屋の補償などオーナー様へのレオパレスの対応についてまとめました。
レオパレスの施工不良でオーナー負担はどうなる?家賃補償や返金はある?
オーナー様にとって死活問題なのは補償工事費用と家賃保証ではないでしょうか?
これらに対するレオパレスの対応は以下の通りです。
補修工事費用はどうなる?一級建築士同行費用の返金は?
建物を調査の上補修工事が必要になった場合はレオパレスの費用負担で補修工事を実施することになります。
これは当たり前ですね。
ただこの調査がレオパレスの一級建築士となると正直信用できないというのが心情ですよね。
物件調査のときにオーナー様が手配した一級建築士を同行させたい!その費用は?といった場合は個別に相談の上レオパレスが負担するそうです。
具体的な金額は提示されておらず一般的な建築士の業務報酬を試算したうえで相談となっています。
家賃の補償はどうなる?
この騒動により退去してしまったり補修工事中空室になってしまい家賃収入がなくなってしまうということが予想されます。
そのことについてレオパレスはホームページにて
当社規定の期間に生じた空室について賃料の補償を実施いたします。
と発表しています。
具体例が分からないのでちょっとどういう風にも逃げ道のある書き方の気がしますが、一定金額の補償はあるようです。
少し不安のある書き方ですが実際の今後の対応がどうなるかしっかり見ていく必要がありそうです。
損害賠償請求はできるのか?
瑕疵担保責任というものがあります。
簡単に言うと不動産を売却したあとで、その不動産に万が一物件の欠陥が見つかったら売主物件を補修したり損害賠償に応じる責任があるというものです。
これは不法行為が意図的や故意でなくても請求することができます。
ただし不法行為が分かってから3年、不法行為が行われたときからの20年、物件引き渡し(工事完成)から10年など請求できる期間というのがそれぞれ決まっているので場合によっては対象外になってしまうことがあります。
まとめ
入居者だけではなくオーナー様にとっても大損害のレオパレスの施工不良事件。
混乱は続きそうですが一刻も早い調査と報告、また費用や補償について不安解消させてほしいですね!
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