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名探偵コナン世紀末の魔術師の元ネタは?実話のモデルの実在やロマノフ王朝についても

2019/03/22
 
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劇場版コナンのシリーズの中でも特に謎解きやトリックの巧妙さで人気を誇る「名探偵コナン 世紀末の魔術師」。

トリックや謎解きが難解な理由の1つに実際のロシアの歴史的背景が用いられているということがあります。

最後の暗号にもロシア語が使われていたりと理解が難しい部分があるのも作品の特徴となっています。

この記事では名探偵コナン・世紀末の魔術師の元ネタであるロマノフ王朝や実話のモデル、ラスプーチンや夏美の曾祖母であるマリアの家族、ニコライ家について解説していきます!

名探偵コナン・世紀末の魔術師の元ネタや実話のモデルは?

この作品ではロシア帝国時代に実際に起きた事件「ロマノフ家の処刑」がモチーフになっています。

この事件はロマノフ王朝最後のロシア皇帝「ニコライ2世」の一家、またそのニコライ家の従事者(医者や料理人など)が、反革命派から元皇帝を奪還されるのを恐れたウラル地区ソビエトの命令により、明確な根拠もなく、裁判もなしに処刑(殺害)されました。

一家殺害後は徹底的に遺体の隠蔽が行われ、またソ連時代にはこの事件に関することはタブーともされていたためいろんな憶測や噂が飛び交い、その中には一家は生きていると主張する声もありました。

今回の世紀末の魔術師に登場する夏美の曾祖母に設定されたマリアは数ある噂の中でも特に生きていると言われていた人物でした。

実際には一家殺害のときに殺されていたのですが、マリアの遺体が発見されたのは2007年でDNA検査により確定されたのは2009年と最近の話で、この映画が公開された1999年時点ではマリアの死についての真相は明らかになっていませんでした。

そのため、この作品では一家殺害のときにマリアのみ、日本人の香坂喜市に助けられ日本に亡命し生き延びていいた。そして喜市との間に娘(夏美の祖母)を授かるがその後死亡。

マリアの遺体を命を狙う革命軍から守るために彼女の宝石を売って横須賀に彼女の母の母国ドイツの城をモチーフに城を作り埋葬。

喜市が作った「インペリアル・イースター・エッグ」を本来の持ち主、喜市とマリアの子孫である夏美に返すためにキッドは盗もうとしたというストーリーになっています。

名探偵コナン・世紀末の魔術師に登場する実在する人物

この作品では実際の事件をモチーフにしていることから実在する人物が出てきます。

その人の歴史的背景を知るとストーリーが腑に落ちる部分がありますのでまとめてみました。

 

ロマノフ王朝

ロマノフ朝とは1613年から1917年と約300年にわたって君臨したロシアの歴史上最後の王朝です。

ロマノフ家の経済力は世界一の富豪ともいわれていたそうです。

19世紀になるとこれまで行ってきた政策から帝国主義を唱えはじめ、植民地支配を推進するようになります。

すると、領土内で多数の少数民族を抱えることとなり民族問題に悩まされることとなります。

その後はニコライ2世の2つ前の皇帝であったアレクサンドル2世が暗殺されたり、血の日曜日事件と多数の死傷者を出した大事件が起き、ロマノフ王朝は混迷していき改革の余地もなくなります。

最後の皇帝となったニコライ2世は指導力がなかったことと日露戦争の敗北やロシア第一革命により実質権力を失っており、革命勢力を厳しく弾圧したことから1917年のロシア革命を招き崩壊します。

 

ニコライ2世

ロマノフ王朝最後の皇帝でマリアの父です。

ロシア語、フランス語、英語、ドイツ語を話せるほど語学が堪能だったそうです。

訪日したこともありますがこのときに日本人警察官の津田三蔵巡査に襲われ(大津事件)以降日本人に対する心象が悪くなり、日本人を猿と呼ぶようになります。

のちの日露戦争はこのニコライ2世の日本人蔑視が原因だと唱える人もいます。

マリアの母であるドイツ人、アレクサンドラ・フョードロヴナと結婚し愛妻家としても知られています。

 

皇女マリア

劇中で夏美の曾祖母として登場するマリア。

ニコライ2世とアレクサンドラ皇后の3番目の皇女でとても父親が大好きだったそうです。

ロマノフ家の処刑により殺害されますがその死については噂が飛び交い、彼女を装う人が現れることもありました。

殺害された一家の埋葬場所には2体遺骨が欠落していたためマリアの死については決定的な証拠が見つかりませんでしたが2007年に別の埋葬地に新たな骨格が発見され2009年にそれがマリアの遺骨であると確定され、生存者はいなかったことが証明されました。

しかし、マリアの死の原因については証言と遺骨の損傷がかみ合わない部分があり、謎のままとなっています。

 

ラスプーチン

正式名称はグリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチンです。

劇中の犯人スコーピオン(浦思青蘭)がラスプーチンの子孫で「ロマノフ王朝の財産は皇帝一家とのつながりが深かったラスプーチンのものになるべき」という主張から子孫である自分が財宝を手に入れるために強盗殺人をしていました。

浦思青蘭が中国語読みで「プース・チンラン」であることからコナンがラスプーチンの子孫であると気付きますね。

では実際のラスプーチンはというと奇怪な生涯と怪異な容姿から怪僧ラスプーチンとも言われます。

農村出身で読み書きもまともにできず素行も悪かった少年時代ですが後に熱心な修行僧となりその姿に感銘を受けた人々に助けられ地位を築いていきます。

彼は病気治療により信者を増やし血友病に悩まされていたニコライ2世とアレクサンドラ皇后夫妻と出会います。

皇太子である息子のアレクセイが血友病患者でその病状が回復したことから夫妻から絶大な信頼を勝ち取ります。

周囲の医師をはじめとする人々からはペテン師だと言われており、やがて数々の醜態や問題ある言動から批難されますが、この夫妻からの信頼が崩れることはなかったそうです。

最終的に暗殺されるわけですがこのときに陥没するほどの力で右目を殴られています

劇中でスコーピオンは必ず標的の右目を狙うという特徴がありますがこれはこの暗殺時の記録からそう設定されたのかもしれませんね。

 

インペリアル・イースター・エッグ

こちらも実在しているものでロマノフ朝皇帝アレクサンドル3世とニコライ2世に納められたイースター・エッグ50個のことです。

アレクサンドル3世が皇后マリアに結婚20周年の記念に贈るために金細工師ピーター・カール・ファベルジェに作らせたことから始まります。

アレクサンドル3世が亡くなった後は息子であるニコライ2世が妻のアレクサンドラと母マリアに贈り続けたそうです。

映画では香坂喜市はこのピーター・カール・ファベルジェの工房で働いていたという設定になっています。

 

まとめ

名探偵コナン・世紀末の魔術師の元ネタや実話のモデルやロマノフ王朝やラスプーチンなど実在する人物についてまとめてみました。

・元ネタはロシア帝国時代に実際に起きた事件「ロマノフ家の処刑」

・夏美の曾祖母マリアはドイツ人の母アレクサンドラとニコライ皇帝の娘

・スコーピオンが右目を狙うのは先祖ラスプーチンが暗殺時に右目を殴られたから

・香坂喜市はインペリアル・イースター・エッグを実際に作っていたピーター・カール・ファベルジェの工房で働いていた設定

最後までお読みいただきありがとうございました!

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