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平成狸合戦ぽんぽこの死出の旅や宝船の意味は?権太の死の真相についても

2019/04/05
 
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1994年に公開されたジブリ作品「平成狸合戦ぽんぽこ」。

ジブリ作品では解釈が難しく考えさせれるシーンが多いですが、この平成狸合戦ぽんぽこでも意味深なシーンがありますよね。

この記事では平成狸合戦ぽんぽこの狸たちがいく死出の旅とは何なのか?宝船の意味や権太の死の原因についてまとめてみました。

平成狸合戦ぽんぽこの死出の旅とは?宝船の意味についても

物語の終盤、人間との闘いで敗北を続ける狸たち。

変化術を利用して事故に導いたり、「双子の星作戦」や「妖怪大作戦」などいろいろやってきてもう勝てないということ悟ります。

そして禿狸が変化のできない並狸をつれて船に乗って旅立ちます。

このシーンで語りが死出の旅と言いますがその意味や宝船について解説していきます。

 

「死出の旅」の意味

単刀直入に言うと、死出の旅とは「無理心中」です。

人間の都市計画によって自然が破壊されるのを阻止しようとしてきた狸たちですが、もう勝てないとなると選択肢は2つです。

・人間に化けて人間界に紛れて生活する

・限られた里山で生活する

このシーンの前に金長と化けキツネの竜太郎が話す場面があり、キツネは生き延びるために人間に化ける道を選んだことを聞きます。

そして狸も同様の道を勧められますが、金長は「変化の出来ない並み狸」の今後を案じます。

しかし竜太郎から言われたのはそれら並み狸は「滅びる身なのです」ということ。

人間界でも生きていけない、限られた里山の環境にも適していけないであろう並み狸は死んでいくしかないということですね。

それを悟った禿狸が並狸を連れて船に乗せいわば集団自殺にいくわけです。

八畳敷きの玉袋に書かれている言葉は「南無阿弥陀仏」。

極楽浄土への導きを祈る言葉ですね。

正吉など残された狸たちはこの船出の意味を知っていたため悲しげな表情で見送っています。

ナレーションにある「並の狸は死出の旅、見送る狸の目に涙」というのはこれを意味しています。

残された人里で生きていけばいいのに、実際残った狸たちもいるんだしと思うかもしれませんが、限られた自然の中で全員が生きていくのは無理ですし、もっと悲しい形で死を迎えてしまうことが目に見えていたのでこのような選択をしたのではないでしょうか。

戦後の集団自決なども同じですが死という事実は同じでも「殺された」と「自ら死を選んだ」では意味が違いますよね。

この決断には「人に化けれない狸の哀れな死」ではなく、「狸としての誇りやプライドを守るための死」だったのかなと推測します。

 

宝船の意味は?

宝船というのは七福神などが宝物を摘んで乗るいわば「おめでたい縁起物」の船ですよね。

無理心中という悲しい船になぜ宝船なのか。

それはもう終わりが見えていて希望はないけど最後くらい楽しく賑やかに、お祭り騒ぎが好きな狸らしくしようという思いが込められているものと思います。

ですが狸たちはこの死が本当は環境に溶け込めず技を持たない自分たちの力のなさが招いていることを十分わかっているんですよね。

その哀れさからこのように歌っています。

極楽浄土をまぶたに描き
遠足気分でいそいそと
乗り込む姿ぞ哀れなる
阿弥陀の招く極楽の
補陀落目指し賑わしく

宝の船は死出の旅
ソレ ドンジャンドンジャン死出の旅
並のタヌキは死出の旅
行きて帰らぬ死出の旅
ソレ ドンジャンドンジャン死出の旅
哀れタヌキは死出の旅
ドンジャンドンジャン死出の旅

この悲しい現実をなんとか受け入れるために少しでも明るく振る舞い、現実逃避をしている部分もあるような気がしますね。

また宝船ですが起源を辿るともともとは「悪夢を流す」という意味合いが強かったようです。

人間に溶け込んだり里山で生き延びる残された狸たちの代わりにこの悲しい悪夢を全て持っていくからねという気持ちもあるのかなと思います。

権太の死の真相は?死因は自殺?

過激派の狸のリーダー格で「人間を殺せ」というぐらい人に対して強い憎しみを持つ権太。

この映画の見どころの1つでもある機動隊との闘いで敗北してしまいます。

このとき狸の死骸を山積みにするシーンが出てきますね。

権太も死んでしまった・・・と思ったらその死骸が動き出し妖怪「つるべ落とし」に変化してもうひと暴れします。

あれ?さっき死んだはずでは?と不思議ですよね。

正確には権太の死因はこの工事現場でトラックに轢き殺されたのが原因です。

つまり機動隊との争い後の場面は「狸寝入り」だったことが伺えて、その後妖怪となって出てきたのは生き返ったわけではないということですね。

権太はわざとトラックの前に出て自殺をしたのでは?という見方もありますが、確かにこのあと「人間にはかなわなかったよ」と言っていますので勝てないことを理解していたとは思います。

結果としてトラックの前に立ちふさがるのは「自殺行為」で死を覚悟していたとは思いますが、この行為に及んだのは自殺ではなく執念ではないでしょうか。

自分の住処を破壊されたことから強い憎しみを抱いていて、だれよりも人間に対する反撃精神を持っていたのでその気持ちがこの行動に走らせたのだと思います。

 

まとめ

平成狸合戦ぽんぽこの死出の旅や宝船の意味と権太の死の真相についてまとめてみました。

・死出の旅の意味は集団自決のようなもので無理心中だった。

・宝船にした意味は最期だけでも明るくしようとする気持ちや現実逃避。

・権太の死因はトラックに轢き殺されたこと。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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