魔女の宅急便で高山みなみが一人二役になったのはなぜ?理由はウルスラの正体?

映画

1989年にアニメ化し公開された宮崎駿監督のジブリ作品「魔女の宅急便」。

この物語の主人公、キキの声優はコナンで有名な高山みなみさんが担当されていますが、絵描きの女の子ウルスラも担当されているのはご存知でしたか?

あのウルスラとキキのやりとりなどは高山みなみさんの一人芝居だったんです。

このような配役になったのは高山みなみさんが受けたオーディションからの現実的な理由と、ジブリならではの裏設定があるのではと言われています。

この記事では高山みなみさんが一人二役になった理由を深堀していきます。

魔女の宅急便で高山みなみが一人二役になったのはなぜ?

今作では高山みなみさんが主役のキキと、その後キキの転機で重要な役割を果たすウルスラという絵描きの女の子の二役をやるという大抜擢がありました。

ではまずは高山みなみさんの配役がどのように決まったのかについて解説していきます。

 

ウルスラの配役オーディション

当時まだ新人だった高山みなみさんはウルスラの声優オーディションを受けることにしました。

このころ高山さんはヒロインのオーディションを受けては落ちていたため少年役にシフトしていた時期でしたが、見事ウルスラのオーディションで配役を勝ち取りました

 

キキの声優に抜擢

高山さんがウルスラに決まったころ、キキの声優はまだ決まっていませんでした。

しかし収録はしていかなければなりません。

そのため出番の少ない高山さんに仮でキキ役をやってもらったのだそう。

するとなんとイメージとピッタリ!!

まだキキの声優を誰にするか決まらずにいたのですが共演者の声優さんたちからも高山さんがいい!という声があがりキキ役に抜擢されたそうです。

 

キキとウルスラの一人二役

しかし、キキに高山さんを配役すると、今度はせっかく決まったウルスラがいなくなってしまいます。

ウルスラも高山さん以上の適任者がいなかったため急遽、高山さんが一人二役を演じることになったのです。

このとき新人であった高山さんはこの重すぎる責任に自分は責任とれないと断りを入れたそうですが、宮崎駿監督に「責任は自分が持つから」という頼もしいお言葉をもらい挑戦することとなったようです。

こんな異例の抜擢をするなんて、まだ頭角を現す前の高山さんでしたが宮崎駿さんには彼女の持つ魅力にいち早く気が付いたのかもしれませんね。

魔女の宅急便のウルスラの正体とは

先に現実的な意味での高山みなみさんの配役理由を書いてきましたが、ここからはジブリと言えば!の裏設定的な要素からこの配役について書いていきます!!

そこにはウルスラはキキのなんなのかがカギになってきます。

 

キキとウルスラの隠された真実

実はウルスラはキキの成長する姿を描いているようです。

つまり魔女の宅急便はキキの一生を描いているということです。

キキがウルスラと出会うときはキキが挫折した一番苦しい時期、そしてそれを乗り越えようとする転機ですよね。

この関係性を知ったうえで二人のシーンを振り返ると、ウルスラは過去の自分のつらかった時期を思い出しながらそのときの自分に言ってあげたい、そのときに必要な言葉を話しているんだと思います。

遠い目標ではなく、自分の半歩先を行く身近であり目指したい人に出会ったキキは自分の生きていく道を見つけたのだと思います。

そしてこの苦難を乗り越えていくキキの姿はまさにウルスラへと繋がる道を歩んでいますよね^^

こんな二人の関係性だからこそ高山さんが二人を演じた、いや一人の女の子を年代別に演じたというのはすごく運命を感じます!!

何よりもこの二人のシーンを一人芝居で見事に演じ分けた高山さん・・・すごすぎます!!

 

ウルスラの正体は魔女?

ウルスラはキキの未来の姿と言いましたが実は魔女説もあるのです。

これは宮崎駿監督自身が「あの絵描きのお姉さんも魔女だと思うんですよ。カラスをたぶらかして絵を描く。」というような発言をしています。

実際に魔女だったかは別として、魔女のような特殊能力を持つキャラクターとして描きたいという気持ちがあったのかもしれませんね^^

 

まとめ

魔女の宅急便で高山みなみが一人二役になった理由とウルスラの正体についてまとめました。

・高山みなみが一人二役になったのはウルスラのオーディション後、仮でやったキキがピッタリだったため

・ウルスラの正体は未来のキキで魔女説あり

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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