1989年にアニメ化し公開された宮崎駿監督のジブリ作品「魔女の宅急便」。
この作品の中盤ではキキのお客さんとしてニシンのパイの配達を頼むおばあさんが登場しますよね。
おばあさんの行動からおばあさんはボケてるの?と認知症疑惑がありますよね。
この記事ではおばあさんの行動の意味についてまとめました。
魔女の宅急便の老婦人は認知症でボケてる?
魔女の宅急便のおばあちゃんです。 pic.twitter.com/fEhks9MZ4d
— やまさん@Eiko Yamashita🏴🕷 (@Eiko_Yamashita) September 18, 2017
では早速おばあちゃんの行動からなぜ認知症疑惑となったのか、そして本当にボケているのか考察していきましょう!!
キキにニシンのパイの配達を依頼
キキがトンボからパーティーに誘われた日。
キキは老婦人から配達の依頼を受けます。この日は他にも配達の依頼があり忙しい日でしたがキキは配達を請け負います。
しかしキキが荷物を受け取りに老婦人のもとへ行くと届けようとしていたパイ料理(ニシンのパイ)はオーブンの故障により焼けていない状態でした。
キキがパイを焼くために協力
もう時間に間に合わないからパイを諦めよう、しかしせっかく来てもらったので謝礼だけでも払おうとするおばあさんに、キキは薪のオーブンで焼けないかと提案。
老婦人の希望を叶えてあげようと提案。
パーティーの時間も迫る中一生懸命手伝いをし何とかパイを焼き上げることができました。
ニシンのパイの配達
キキは老婦人の家の時計が遅れていることを知り、急いで配達に向かいます。
しかし突然の荒天によりキキはびしょ濡れでボロボロの姿になりながらなんとか届けます。
しかし届けた先の孫にはこのパイ嫌いなんだよねとそっけなく吐き捨てられて、予定していたパーティーにもこんな見た目ではいけないと断念しキキはひどく落ち込みます。
老婦人からキキへケーキの配達依頼
それから自信を失ってまた這い上がるころ、また老婦人から配達の依頼がきます。
その依頼はキキへケーキを配達してくださいというものでした。
配達をしているキキを呼び出して、キキ宛にケーキをという依頼。
なんともおかしな配達内容ですよね。
このことから老婦人はボケている?認知症?という疑惑が持ち上がってしまいました。
魔女の宅急便の老婦人がケーキを頼んだ理由
ではなぜ老婦人はキキにキキ宛のケーキの配達を依頼したのか考えていこうと思います。
老婦人はお礼がしたかった
ケーキを用意したのはずばりキキにお礼がしたかったからです!!
諦めかけたパイを手段を変えて焼き上げてくれたこと
そして荒天の中しっかりと届けてくれたこと
老婦人は自分の希望を叶えるためにキキが一生懸命になってくれたことに感謝を伝えたかったのでケーキを作ったのでした
そしてうまくはいかないキキにちゃんとわかってる人、見ている人はいる、味方はここにいるよと伝えたかったのかもしれません。
老婦人は足が不自由
ケーキを渡したいと考えた老婦人でしたが老婦人が足が不自由で、使用人さんに助けてもらいながら暮らしています。
お礼に伺いたくても残念ながらそんな距離を歩いていくことはできなかったのです。
キキにケーキの配達を頼んだ理由
お礼をする立場でありながら自ら行くことのできない老婦人。
しかしお礼をしたいからという理由をダイレクトに伝えて来てもらうのもなんだか申し訳ない。
なによりそんな風に伝えたらキキは遠慮してお礼を受け取ってもらえないだろう。
そう考えた老婦人はキキの配達の仕事を利用することにしたのです!!
配達という名目ならばキキは来るはず。そして心置きなく依頼物を受け取ってくれる。と考えたのです。
老婦人はとても気の回る女性で、受け取る側が快く気持ちを受け取れるように配慮されたのでしょうね。
この行動でキキは涙ぐむわけですが、あぁおばあちゃんがボケてしまった(;O;)ではなく、そんなおばあちゃんの心遣いが嬉しくて、自信を失いかけていた心に沁みて涙が出たんですね^^
まとめ
魔女の宅急便の老婦人・ニシンのパイのおばあちゃんは認知症でボケてる?ケーキを頼んだ理由についてまとめました。
・老婦人はボケていない!認知症じゃない!
・ケーキの配達を頼んだのはお礼を言いたかったため
最後までお読みいただきありがとうございました!!
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