SNSのFacebookを創設したマークザッカーバーグらの実話をもとに作られて2010に公開された映画「ソーシャル・ネットワーク」。
この映画の中でルーニー・マーラ演じるエリカ・オルブライトは実は存在していない可能性が高いことはご存知ですか?
調べてみると、実は映画ソーシャルネットワークはフェイスブック立ち上げに関わった人や裁判沙汰などは本当ですが、かなり脚色されフィクションの部分が多いことが分かりました。
この記事では映画に登場するエリカは実在するのか、映画の内容はどこまで実話なのかについてまとめてみました。
ソーシャルネットワークの映画のエリカは実在する?
映画の中でも印象的な冒頭のシーン。
当時大学生のマークザッカーバーグが付き合っていたエリカに「あんたがモテないのはオタクだからじゃなく性格がサイテーだから」とこっぴどく振られてしまいますね。
映画の中ではそれがきっかけでフェイスブックの前衛となるサイトを立ち上げたり、その後エリカがフェイスブックを知らなかったことでより多くの人に広めようと躍起になります。
最期のシーンでもエリカがフェイスブックに登録してあることを知りマークザッカーバーグが友達申請を送り何度も更新ボタンを押す場面があります。
このように映画全体を通して要所要所でエリカがフェイスブックの起爆剤のような立ち位置になっていますが実は存在していない可能性が高いです。
その理由をまとめてみました。
フェイスブックを作る前から現在の妻と付き合っていた
マークザッカーバーグは2012年にハーバード大学の同級生で1つ年下のプリシラチャンさんという方と結婚しています。
このプリシラチャンさんとはなんとフェイスブックを作る前から付き合っていたそうなのです。
映画が公開されるとなってこれまで絶対見ないと言っていたマークザッカーバーグですが、実は公開初日に社員を引き連れて見に行っており、見た感想を答えているインタビュー動画があるのですが、彼はこのように発言しています。
基本的な部分が間違っている。
たとえば僕がフェイスブックを作った理由を女の子にモテたいからとしているが今の彼女はフェイスブックを作る前から付き合っている。
そのことは完全に無視されている。
プリシラチャンさんとはマークザッカーバーグと出会って以来9年にわたって共同生活をしていたそうです!
となると、エリカさんの存在やフェイスブックのきっかけなど冒頭のシーンは全て脚色されたフィクションである可能性が高いですね。
フェイスブックを作った本当の理由はおもしろいから
映画の中ではフェイスブックのきっかけになるサイト「Facemash(フェイスマッシュ)」を立ち上げたきっかけをエリカへの復讐心やモテたいなどといった理由という印象が強くなっています。
ですが実際はそんなきっかけではなく、大学生の軽いノリでおもしろそうだから画像格付けサイトを作ろう!というものだったそうです。
このフェイスマッシュの前にも「Coursematch(コースマッチ)」という同じクラスを履修している学生のリストを参照できるサイトを立ち上げているのでその延長線上にフェイスマッシュがあったんですね。
このあたりからもエリカという存在やきっかけは嘘であると考えられます。
マークザッカーバーグの性格
マークザッカーバーグはいわゆる天才と呼ばれる人であり、頭の回転も速く無駄が嫌いです。
そのため、服は選ばないように同じ服をたくさん所有し着るというノームコアというスタイルです。
さらに口調も早口で短い時間に伝えたいことをたくさん伝えようとしています。
映画の中でのマークザッカーバーグの描かれ方はエリカに対して中傷ブログを書いたりビール瓶を投げつけたりと極端な行動が描かれていますが合理的な性格をしているマークザッカーバーグがそのままこのような行動をとってきたとは考えずらいでしょう。
実際のマークザッカーバーグの性格は分かりませんが少なくともこの映画内の表現は「天才と馬鹿は紙一重」を表現したものと考えられます。
マークザッカーバーグは妻であるプリシラチャンさんや娘さんをとても大切にしており、産後は育児休暇を取ったり、寝かしつけもするほど協力的だそう。
プリシラチャンさんは非常に芯の強い自立した女性でマークザッカーバーグはべた惚れだったそうですからやはりエリカさんはいない!という結論にいたります。
ソーシャルネットワークの映画はどこまでが実話?
フェイスブックの立ち上げに関わったエドゥアルドサベリンやショーンパーカー、ウィンクルボス兄弟に関しては実在する人物です。
エドゥアルドサベリンが訴訟を起こしたことや、ショーンパーカーが薬物疑惑でフェイスブックを去ること、ウィンクルボス兄弟がアイディアをコピーされたと訴訟したこと、これらは全て事実です。
ただし、その他は細かい部分のエピソードや人格などは脚色されている部分が多くフィクションととらえた方が良いです。
この映画に対してマークザッカーバーグは
・事実に沿っている部分とそうでない部分が混ざっている
・服や靴は合っている
と発言し、またショーンパーカーは
完全なるフィクション作品
と述べています。
また映画を見た方が突拍子もない行動にでたり周囲との調和がとれないマークザッカーバーグを、発達障害の1つであるアスペルガー症候群なのでは?と思われることも多いようですが、これに関しても事実は不明で実際のマークザッカーバーグがそのように診断されたという情報はありません。
ですので、実話をもとに作られた話ではあるものの、全体像としてはフィクションの作品として理解したが良さそうです。
まとめ
ソーシャルネットワークの映画のエリカは実在するのか、また映画の内容はどこまで実話なのかについてまとめてみました。
・エリカは存在しない可能性が高い
・訴訟などの出来事は事実だが、脚色も多くあくまでも実話をヒントにしたフィクションである
最後までお読みいただきありがとうございました!
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