時をかける少女で千昭が真琴に告白したのはなぜ?キスを避けた理由についても

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巧介に彼女ができるかも!?というタイミングのとき、真琴を送るため二人乗りをしていた千昭は真琴に告白をしますよね。

千昭は未来人でいずれ未来に帰らなければならないことは分かっていたし、この時点で真琴がタイムリープしていることにも気づいていた可能性もあります。

別れがくることを分かっていて告白をしたのはとても不思議に思いますよね。

そんな一面がありながら最後の別れの際はキスを避けています。

彼は一体どんな心理だったのでしょうか。

この記事では千昭がなぜ告白をして、なぜキスは避けたのかについて考察していきます。

時をかける少女の千昭が真琴に告白した理由は?

千昭は真琴と二人乗りしているときに本当にさりげなく「俺と付き合えば?」と告白します。

千昭は自分が未来へ帰らなければならないこともわかっていたし、真琴がタイムリープしている疑いもあったのになぜ告白したのでしょうか。

勢い

勢いというとなんだか聞こえが悪いですが、告白にはこの勢い大事ですよね!!

会話のタイミング的に巧介に彼女ができるかも!?という話で3人の関係が崩れることを真琴が危惧していますよね。

それは真琴のさみしさの表れだと思いますが、その気持ちを察して俺はそばにいるよと言いたかったのかもしれません。

真琴がさみしくないように

真琴は三人の関係が崩れることを心配していました。

恋愛が絡まないというか、友達以上恋人未満な絶妙なバランスがが真琴にとってはラクであり居心地がよかったのかもしれません。

そんな真琴にとってこの千昭の告白はポジティブに受け取れるものではなかったのですが、千昭にしてみれば巧介が彼女に時間を割くようになりさみしくなる真琴を救うというか、さみしいと嘆く真琴を励ますように言ったのかもしれませんね。

つまりはこれは千昭のやさしさだったと言えます。

真琴の記憶に残らないから

最終的に未来へタイムリープして帰る千昭ですが、そもそもタイムリープって使った本人にしか記憶に残りませんよね。

そうなると告白をしてもこの告白した日より過去にタイムリープしてから未来に帰ればこの告白はなかったことになります。

そのため自分以外誰も傷つくことはありません。

千昭は未来に帰らなければいけないとわかりつつ、真琴たちと過ごす時代が楽しくて帰る踏ん切りがつかずにいましたよね。

千昭にとってかけがえのないこの真琴との日々の思い出作りをしたかったのかもしれません。

純粋に好きの気持ちを伝えたかった

帰らなければいけない自分と真琴の時代にある種残りたいというような感情のはざまにいたであろう千昭は、このタイミングでもう気持ちが爆発してしまったのかもしれません。

後先考えるよりも伝えたかった気持ちを今だ!言ってしまえ!というようなあたって砕けろ精神だったかもしれません。

真琴への探り

この線はあまり考えたくないですが、もし真琴のタイムリープ説を感づいていたとしたら、それを確信めいたものにするために距離を縮めたかったというのあり得るかもしれません。

そしてタイムリープのリスクもあるためやめさせたかったとかもあるかもですね。

しかし千昭という人間性からそんな目的で大事な告白を簡単に言うとは思えないし、思いたくもないのでこの線ではないということにしておきたいです。

千昭がキスを避けた理由

千昭に告白した千昭ですが、いざ二人が別れるときにはキスを避けて帰っていきます。

もう好き同士であることは確実なのになぜキスを避けたのでしょうか。

その理由について考察してみます。

千昭の思いやり

ずばり好きだからこそしなかったということだと思います。

お互いに好きであっても一緒にいることはできないし、その現実を変えることもできない。

そしてもう二度と会えない相手ということもわかっている。

そんな中でキスをしてしまったらもっと好きになって、もっと別れがつらくなる。

そして別れた後もずっと相手のことを引きずってしまう。

だからこそ敢えてキスをしないで別れることを選んだのだと思います。

キスは呪い

この映画の監督である細田監督がとあるトークショーで話していたことです。

ここで千昭と真琴にキスをさせたら呪いになる

これについてですが、私の解釈だと、キスをすることで前に進む足かせになるということではないでしょうか。

二度とかなわない思いほど綺麗な思い出として残るものです。

もしキスしていたらお互い引きずってしまい、前に進むことよりもつらい気持ちが先だってしまい別々の道を歩んでいくことはできなくなってしまう、それを呪いと言っているのかなと思います。

この作品は千昭や真琴の成長を描いています。

二人が思いあって付き合うことがゴールなのであればキスをして盛り上がる最高のラストかもしれません。

でもそうではなくて、二人が成長しそれぞれの道をしっかりと歩んでいく、そんな話ですよね。

進路も決まらない真琴と、未来に帰る踏ん切りもつかず希望を求めて絵を見に来た千昭。

そんな二人が真琴は進路を決め、千昭は約束を胸に未来へ帰る、それぞれ生きる道を定めるまで成長しました。

その二人にはこれからの未来があります。その未来へ背中を押すような別れでないといけないのです。

だからこそ敢えてキスはさせなかったのではないかと思います。

まとめ

時をかける少女で千昭が真琴に告白したのはなぜなのか、キスを避けた理由についても考察してみました。

・告白したのは純粋な気持ちと千昭のやさしさ

・キスを避けたのはお互い別々の道を歩むため

最後までお読みいただきありがとうございました!

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