アンディがは脱獄して自由を手にしますが、その脱獄の流れは結構スピーディに描かれているため脱獄方法は結局どうやったのかよく分からないまま終わってしまった方もいるのではないでしょうか。
また脱獄した穴を隠すポスターが綺麗に壁に貼られているのは違和感ですよね。
どうやったて穴の内側から張り付けたのか疑問が残りますよね。
この記事ではアンディの脱獄方法を深堀しながら穴を隠すポスターをどうやって張ったのかについて考察していきます。
アンディはレッドに600年はかかると言われた脱獄方法を20年弱で成し遂げます。
どうやって実現したのか、その脱獄方法について深堀していきます。
ロックハンマーでひたすら掘る
アンディは調達屋をしているレッドにロックハンマーを依頼します。
たぶんこの依頼をした段階では脱獄のためではなく趣味のため、チェスの駒作りのために依頼したものと思います。
しかしふと壁に刻まれたアルファベットを見て自分も名を刻もうと壁にロックハンマーを当てて削りだしたら思いのほか壁がけっこう柔らかいことにアンディは気づきます。
地質学に精通しており忍耐力もあった彼はこれならいけると踏んだのか毎日小さなロックハンマーでちまちま掘り続けます。
しかし掘るたびに削った屑が出てくるため一握りずつズボンのすそから刑務所の外に捨てて証拠を隠蔽していました。
途方もない作業ですが希望を持っていて、ほかに楽しみのない囚人にとってはこれが生きがいになっていたのでしょう。
距離的には3mくらいと原作では書かれています。
石を調達し下水管に穴を開け下水道を通る
穴を掘ってたどりついた先はいろんな配管の入り組んだパイプスペースでした。
その一番下部にある下水管に穴を開けて入り込み川へと脱出します。
映画では詳しく書かれていませんが原作ではこの配管は陶管で30年以上経過した古い下水管です。
そして劣化により穴が開いていてそこから侵入したとなっています。
アンディは石で必死に叩いてあけていたので穴は開いてなかったと思われますが素材から穴を開けれると目論んだのでしょう。
石はノートン所長が取り入れた「青空奉仕計画」で外仕事が多かったり、チェスの駒作りで集めていたので簡単に手に入ったのだと思います。
ロープの使い道
アンディは脱出の準備を用意周到に行いました。
まずはノートン所長の裏金入った帳簿のすり替え、そして靴のすり替え、服をパクリました。
その理由は脱獄後の着替えの服として利用するためです。
そのため刑務所内を歩くときは自分の服の下に着たりしてバレないようにしていましたが、脱獄のときはビニール袋に入れて持っていきます。
しかし脱獄するのに両手が使えないと不便なので持ち出す荷物を足に括り付けるためにロープを利用します。
自殺するためではと噂されたロープは脱獄の必需品だったのですね。
脱獄後はなぜ捕まらないの?
脱獄に成功したアンディですが、その後なぜ再度捕まらないのでしょうか。
しかもアンディは裏金を引き出したりもしていますよね。足がつかないのかと疑問に思いませんか?
結論から言うとアンディは指名手配犯のようになっていると思います。
結局無実の証明はできなかったわけなので世間的にはアンディが殺人犯というのは覆っていません。
なのでアンディは逃亡犯として生きていくことになります。
しかしアンディはメキシコに渡っています。
通常事件を起こした国から違う国に行くと捜査権が及ばないため捕まることはほぼありません。
代理処罰といって逃亡先の国で裁判をするという制度や国際指名手配といって国の枠組みを超えて捜査する制度もありますがハードルが高くなかなかそこまでやらないのが現状のようです。
メキシコとアメリカは国境が緩いともいわれており、偽造したパスポートで簡単に逃げれたのかもしれません。
そして裏金の引き出しですがアンディは架空の人物を装っています。
なので銀行でおかしな点は生じません。
そして脱獄後すぐに出金をしています。
そのことから捜査が及ぶより先に引き出しており、脱獄犯が身分詐称して裏金を引き出したとたどり着くまでにはもうアンディは捜査の手の届かないところにいるわけです。
そしてこの金はあくまで裏金であり首謀者の所長は裏金が無くなったところでその捜査を警察に依頼することはできません。
なぜならそもそも不正に得た金なので警察に言えば自分の身が逮捕されてしまうからです。
なのでアンディは脱獄後、出金を素早く行い海外に逃亡することで捕まることなく生活することができる、ただしアメリカへ戻ることはできないという状況で生きていくということになります。
アンディの脱獄後ポスターはどうやって張ったの?
残る謎として、脱獄する穴を隠していたポスターをどうやって張ったのかですよね。
このポスターは石を投げたら穴が開いて脱獄がバレるわけですが、穴が開くということはそうとうしっかりゆるみなく張られていないとそうはなりません。
脱獄したアンディがどうやってポスターを張り付けたのか考察していきます。
穴の内側から糸か何かで引っ張った
まず考えられるのはポスターの上部はテープなどで固定しておいて、下部には両面テープと糸か何かをつけておきます。
そして部屋から脱出した後穴の中から糸を引っ張って壁に引っ付くようにして両面テープが張り付くというような仕掛けです。
穴を掘っている描写では上部は固定されていて下がペラっとなるようになっており、もはやこれしか考えられないのですが穴の中のアンディは後ろを振り向くことさえできない状態なのでこのやり方でもうまくいくのか疑問ではあります。
協力者がいた
アンディは刑務所の中で味方と呼べる仲間がいましたよね。
その中でもレッドなどの信頼のおける人物に依頼をした説です。
しかし囚人は夜の点呼から翌朝まで自分の部屋には鍵がかけられており出ることは不可能。
さらにレッドは何か聞いてないか呼び出されますが知らないと言っていますし、何ならロープで自殺を疑っていたぐらいなので本当に何も聞いてなかったと予想されます。
なのでこの説もないと思います。
監督のミス
実はですね、この演出は監督のミスが答えのようなんです。
この映画は2004年にDVDが発売されるときにそれを記念してコメンタリーを収録しています。
その中で監督が「 穴の内側からポスターを固定させることは不可能、これはミスだ」と認めていらっしゃいます^^;
つまり何か方法があってアンディがやったわけではなく、製作におけるミスというのが結論のようです。
まとめ
ショーシャンクの空にアンディの脱獄方法やポスターはどうやって張ったのかについてまとめてみました。
・脱獄方法はロックハンマーで壁を削り石で下水管を割った
・ポスターは監督のミス
最後までお読みいただきありがとうございました!!
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