ローマの休日の時計の時間がおかしいのはミス?なぜなのか撮影秘話や裏話まとめ!

映画

1953年に製作された不朽の名作「ローマの休日」。

印象的なシーンでスペイン広場でアン王女がジェラートを食べる場面ありますよね。

ふと背景の時計を見ると・・・ン⁉時間軸がおかしい!!

なんだか時の流れがおかしくなっているのですが実はこのローマの休日ではそんなどう考えてもつながりがおかしいシーンがたくさんあります!!

この記事ではローマの休日の時計がミスによって時間がおかしい件を含め、その他のミスシーンや撮影秘話についてまとめました。

ローマの休日の時計がミスで時間がおかしい!!

では早速問題の時計のシーンから説明していきます。

ころころ変わる時計

アン女王がジェラートを手にして階段に来た時間は2時40分頃。

そこにジョーが登場するのが2時45分。

その後ジョーが隣に座って話すころには4時55分!?さらに次に時計が映るときには3時50分頃になっています。

どう考えてもあり得ないこの時間軸。

この映画の中で数あるミスの中でも最もおかしなシーンとなってしまいました。

時計の時間がおかしくなってしまった理由

この時計事件のシーン。

映画の中ではたった2分程度のシーンですよね。

しかしなんとこのシーンだけに6日間も撮影したんだとか!!

当時の撮影技法は今とは違うのでその分労力もかかるのかもしれませんが6日にはびっくりですよね。

理由としてはオードリーがあまりにセリフを噛んでしまいテイクを重ねた結果こうなってしまったようです。

ちなみに監督のウィリアム・ワイラーは何度もテイクを撮る完璧主義者でナインティ・テイク・ワイラー(90回テイクのワイラーという意味)と呼ばれているそうでそれも影響したのかもしれませんね。

また通常映画を撮影する際は記録係がいてシーンの繋がりに問題がないかを確認するそうなのですが、このときは初めてのオールローマロケで後に詳しく書きますが赤狩りの影響もあり人材の確保が難しかったのかもしれません。

一体オードリーはいくつのアイスを食べたのか・・・映画を作るというのはキャストもスタッフも本当に大変ですね^^;

 

ローマの休日のミスシーン

ローマの休日ではこの時計に限らず要所要所におかしなシーンがちらほらあります。

ミスシーンの紹介とともに撮影秘話や裏話についてまとめました。

①オードリーの服が変わる

これまたジェラートのシーンです。

グレゴリーが階段を駆け上がってくるシーンの前後でオードリーが着ているブラウスが変わります。

襟のあたりに注目すると一目瞭然!!

何日もかかる撮影の中衣装が何かしらで変更せざるを得なかったのでしょうか。

 

②アンがジョーの部屋で目覚めるシーンのネクタイ

寝ているオードリーの横で立っているグレゴリー。

シーンによってネクタイの下の部分がベルトの中に入ったり出てきたりしています。

 

③濡れたアーヴィングの服

ジョーの飲み物で濡れたアーヴィングの服。

濡れたはずなのに次に映るときは乾いていて、次はまた濡れていて、最後は乾いているという現象が起きていますw

 

④雨が降ったり止んだり

車の中でオードリーとグレゴリーが別れを告げる切ないシーン。

オードリーの背後に映る車の窓の外では雨が降っています。

しかし車から降りたときのオードリーの頭上に雨は降っておらず地面や窓も全く濡れていません。

しかしこれはもしかしたらオードリーの心情を表している演出なのかも?

ローマの休日の撮影秘話や裏話

ローマの休日はその時の時代背景も含めいろんな撮影秘話や裏話がありますので紹介します。

①オードリーの抜擢は製作費削減のため

もともとアン女王はエリザベス・テイラーと、ジョーはケーリー・グラントという別の俳優にオファーしていました。

しかし当時の政治情勢の中で予算が大幅に削られてそれは叶いませんでした。

そこで低予算でキャスティングできる女優を探す中で当時はまだ無名だったオードリーに白羽の矢が立ったのです。

オードリーにする決め手はカメラテストをし終えた後に見せたテストが終わった安堵から笑顔で伸びをする姿。

その素のオードリーを見て彼女にしよう!と決まったそうです。

 

②真実の口はグレゴリーのアドリブ

ローマの休日の名シーンと言えば必ず上位に入るであろう真実の口のシーン。

嘘つきが手を入れると手が抜けなくなるという言い伝えがありますが、グレゴリーはアドリブで手がなくなるフリをしたのです。

それを知らされていなかったオードリーは素で驚きますがそれが本編にそのまま採用されました。

ウィリアム・ワイラー監督は完璧主義で何度もテイクを重ねるそうですがこのシーンはこの1回で撮り終えたそうです。

③ダルトン・トランボのクレジット

当時のアメリカは米ソ東西冷戦の真っ只中で、ハリウッドでは赤狩りといって共産主義者を排除する動きがありました。

映画製作に関わる人から共産主義者がどんどん排除されていき、それに巻き込まれたのが脚本のダルトン・トランボ。

彼もハリウッドから追放されたために作品にクレジットできずにいましたが、彼の没後長い年月をかけてやっと認められて彼にオスカー像が渡りクレジットされるようになりました。

 

④オードリーの婚約破棄

ローマの休日に抜擢される1年前オードリーは実業家の御曹司と婚約していました。

ローマの休日のヒロインが決定しオードリーは結婚を先延ばしに、しかし彼が焦って結婚予定日公表。

その後オードリーはローマでの長期にわたるロケに行き結婚はどんどん先延ばしになりウェディングドレスまで用意されていたものの婚約は解消となりました。

いわばこのローマの休日は結婚を破断にしてまでオードリーが注力した作品なのです。

 

⑤タイトルの意味・原題

ローマの休日を英語にすると「Holiday in Rome」となります。

しかし原題は「Roman Holiday」となっており、これには他人を犠牲にして得る楽しみという意味があります。

Romanにはローマ人という意味もあり、ローマ人とは猛獣と剣闘士を戦わせたり、捕虜を命がけで戦わせるなど他人の苦しむ様子を見物するのがローマ人の休日だという意味合いが込められています。

古代ローマと言えばコロッセオが有名ですよね。

なぜこんな実際の内容とかけ離れているタイトルにしたかというのは先に書いた赤狩りの被害を受けたダルトン・トランボが皮肉を込めてこのタイトルにしたと言われています。

また作中でもオードリーやグレゴリーが私欲を優先しようとするが最終的には自分の立場をわきまえたり他人を陥れる選択をしないように描いており、このタイトルの意味の部分もしっかり描写されているのだと思います。

 

まとめ

ローマの休日の時計がミスで時間がおかしいのはなぜ?撮影秘話や裏話についてまとめてみました。

・時計のミスはオードリーがかんでテイクを重ねたため

・ローマの休日は製作費を削られてたくさんの秘話が生まれた

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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