竜とそばかすの姫が美女と野獣のまんまパクリ?ディズニーに許可や著作権はとったの?

映画

竜とそばかすの姫を見ていて、あれ?なんか・・・既視感。と思った方、多いのではないでしょうか。

そう、ディズニーの名作、美女と野獣のまんま一緒じゃん!!となりますよね!

ベルの名前といい、その見た目、そしてストーリー、どれをとっても美女と野獣そっくりです。

ここまでそっくりだとパクリにもほどがあるしディズニー側は知ってるのか許可を出しているのか、著作権に問題は?といろいろ気になりますよね。

この記事では竜とそばかすの姫が美女と野獣にそっくりまんまなところに着目し、許可や著作権がどうなっているのかについて解説していきます。

竜とそばかすの姫が美女と野獣のまんまパクリ?

もうここまでくるとパクリという言葉でも済まされないような作品内容ですが、実は美女と野獣をパクったのではないのです。

細田監督自身が公式にこの作品について語っています。

では一体なぜ美女と野獣のまんまなのか、その理由を解説していきます。

美女と野獣のパクリではない

結論から言うと美女と野獣のパクリではありません。

では何かというとオマージュにあたります。

このように誰かが作った作品を真似たりいわゆるそっくりな場合、「パクリ」、「パロディ」、「オマージュ」と呼ばれるものに分類されます。

それぞれの意味は

「パクリ」・・・いわゆる盗作ですね。オリジナルの作品を自分の作品としてコピペし利益にしていることが明らかもしくは疑わしいものです。オリジナルの作者には無断で使用しています。

「パロディ」・・・人の作品を揶揄し、茶化すようなこと。アイドルの真似をする芸人さんやものまねはまさにこれにあたります。

「オマージュ」・・・尊敬する作品の影響を受けて、似た作品を作ることです。作品を作るうえで元の作品に対する尊敬・賞賛の意味を込めて、元の作品から独自の表現をもって創作されたもの。

ちょっとわかりづらいので簡単にこの違いを表した名言がこちらになります。

 

この内容から見ても竜とそばかすの姫がオマージュであることは一目瞭然かもしれませんがその裏付けを次に書いていきます。

美女と野獣のオマージュ

実は竜とそばかすの姫は美女と野獣のオマージュであると監督自身が公式に発言されています。

竜とそばかすの姫の完成報告会見の際にそもそもこの作品を作るにあたって

インターネットの世界で美女と野獣をしたらどうなるか

美女と野獣の映画のようなミュージカル映画を作ってみたい

と語っています。

細田監督はもともとディズニーのアニメーションが好きだったようですが、美女と野獣に関しては細田監督が東映アニメーションに入社した1991年の作品ということもあり思い入れがあったようですね。

まさに作品に敬意を表して、インターネット社会である現代風に表現しているオマージュ作品に仕上がっていますよね。

ディズニーに許可や著作権はとったの?

パクリでなくオマージュでることは分かりましたが、この場合許可や著作権問題はどうなるのかが気になりますよね。

実際のところそんな騒ぎになっていないので問題には当たっていないのですがなぜなのかについて解説していきます。

著作権は権利者が告訴しなければ問題ない

まず著作権の侵害というのはオリジナル作品の権利者が、パクリだ!と訴えを起こさない限り罪に問われません。

先ほども書きましたがパロディやオマージュは権利者を批判するものではなく愛をもって創作しているものですよね。

そのため権利者は黙認して訴えを起こさないため問題になることはあまりないようです。

しかし、訴えるかどうかは権利者次第なので当然オマージュであっても著作権侵害だと権利者が言えば罪に問われる可能性はあります。

ただ今作の場合、美女と野獣という作品への敬意をすごく感じますしこんな素敵なオマージュということもあり黙認されているのではないかなと思います。

ディズニーに許可はとったの?

ディズニーは著作権に厳しいともいわれていますが許可はとったのでしょうか?

申し訳ないのですが調べてみても許可をとった・とっていないどちらとも記述はありませんでした。

オマージュを作るにあたり権利者に許可をとらなければならないという法律や決まりはないようですが権利者に一声かけて許可を取っていればトラブルは防げますよというのが現実のようです。

実際にパロディをやっている芸人さんとかでも本人公認だったりそうでなかったりしますし、ネタが先行でのちに本人に許可もらったパターンも多くあります。

つまりはネタをやる前に伺いだてはしていないということです。

今作に関しては全国で放映されるような大きな作品なため許可を取った可能性もありますが、とっていなくても罰せられるわけではないので許可をとっていない、でも黙認という可能性もありますね。

ちなみに美女と野獣は原作があり、それは1700年代の半ばにフランスで描かれた作品です。

なので原作に対する著作権云々はもう発生しません。

問題があるとすればディズニー映画やキャラクターに対する著作権になりますが現時点で訴えは起こされていない、逆に言えば認められているというのが結論です。

まとめ

竜とそばかすの姫が美女と野獣のまんまパクリなのか、ディズニーに許可や著作権はとったのかについて解説しました。

・美女と野獣のパクリではなくオマージュ

・許可はとっていないかもしれないが黙認されており問題ない

最後までお読みいただきありがとうございました!

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