2021年に公開された劇場版名探偵コナンシリーズ、24作目の「緋色の弾丸」。
毎回ド派手なクライマックス魅了してくれる劇場版コナンですが今作も例年に負けず劣らずすごい演出でしたよね!!
しかし今回は超電導リニアというまだ馴染のない乗り物を使った内容だったため、なぜこのような最後にしたのか謎が多い作品とも言えます。
この記事ではなぜコナンはあのようなリニアの止め方をしたのか、超電導リニアの仕組みとともに分かりやすく解説し、またあの状況でなぜコナンが助かったのかについてもまとめました。
コナン緋色の弾丸の超電導リニアの止め方と仕組みを解説!
井上が遠隔操作を行ったことにより手動による制御システムがまったく作動しなくなって暴走してしまった超電導リニア。
そこでコナンと灰原が被害を最小限にするために思いついた作戦はパラシュートとサッカーボールですね!
では早速、コナンが行った超電導リニアの止め方はどんな作用あったのか、仕組みとともに書いていきます。
万国旗を使ったパラシュート
暴走してブレーキ機能を失ったリニアを止めるにはとにかく何かしらの「抵抗」を加えて止めるしかありません。
しかしのちに詳しく記述しますがリニアは地上から10cmほど浮いています。
そのため地上との摩擦で止めることはできません。
そこで選んだのは空気抵抗です。
灰原は仮面ヤイバーショーを見た少年探偵団が「ヤイバーがパラシュートで降りてきてカッコよかった!」と話していたこと、そしてリニア乗車対象者を集めた事前説明会のときに石岡エリーが誤って口にしてしまった「サプライズ演出」の万国旗を思い出します。
コナン達は万国旗にパラシュートの役割をしてもらおうと世良に指示をし、万国旗を結んで後部車両から射出することで減速させることに成功します。
ヘルメットで車両先頭に穴
次にコナンはヘルメットを蹴ってリニアの車両の先頭に穴をあけます。
これはのちに行うサッカーボールのための穴でもありますが、これをすることによってリニア内に空気が流入しさらなる減速を図りました。
サッカーボールでクッション
そしてこれがとどめです。
先ほどヘルメットで開けた穴からサッカーボールを噴出します。
そしてそのサッカーボールが衝撃を和らげるクッションの役割と、リニアを宙に浮かして脱線させることに成功し無事リニアを止めることに成功しました!!
緋色の弾丸の超電導リニアの仕組み
映画の中では、最高時速1000キロを誇る世界初の「真空超電導リニアライナー」として登場する超電導リニアですが、実際現実で開発が進むリニアモーターカーとは時速505kmで品川名古屋間を40分で走ることを予定している乗り物になるので多少差があることをご了承ください。
ですが基本的な原理は同じですのでかみ砕い説明していきます。
リニアモーターカーは超電導と言って電気抵抗がなくめちゃくちゃ電気の通りがよい超電導磁石と地上の電磁石による強い磁力によって浮きながら走行します。
新幹線と違い浮く仕組みにしたのはタイヤがあることによって起こる摩擦がスピードを出す上でどうしてもネックになるからです。
しかしタイヤがないわけではなく、停車時や速度が緩いときは浮いて走るのは不安定になるためタイヤが出てくるようになっています。
もう1つの特徴としてリニアモーターカーは全て地上で走行をコントロールするため運転手はおらず運転席等もありません。
今回のコナンでは超電導リニア内に制御室があって手動での制止を試みていましたが実際にそのような部屋があるのかは分かりませんでした。
ただもし手動で出来たとしたらタイヤを出すだけでもかなり減速できたのかもしれませんね^^;
緋色の弾丸のコナンはなぜ助かったの?
ではあのような大惨事の中でどうやってコナンは助かったのかについて考察していきます。
コナンが助かった理由
これはフィクションゆえの奇跡です!!w
映像通りに言えばコナンはサッカーボールを蹴った後、急いで後部車両に行き座ってシートベルトを装着したということです。
リニアは減速したのち脱線するわけですが、車両事故で重傷になるケースってシートベルトをしてないがために社内で身体が浮いて衝撃を受けてしまったり、社外に放り出されることで起こるので、シートベルト神!ということですかね。
まぁこれはいわゆる劇場版コナンの恒例「ツッコミどころ」ってやつです^^;
もうお約束なのでそれも楽しみの1つとして見ましょう!!^^
まとめ
コナン緋色の弾丸の超電導リニアの止め方と仕組みを解説!コナンはなぜ助かったのかについてまとめました。
・リニアは①パラシュート②ヘルメット③サッカーボールの三段階で減速、脱線させて止めた
・コナンが助かったのはシートベルトのおかげ
最後までお読みいただきありがとうございました!!
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