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ちはやふる結びの和歌の歌詞と意味は?運命戦の句(恋の歌)についても解説

2019/03/29
 
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広瀬すず主演で実写映画化された「ちはやふる」。

タイトルにも含まれますが競技かるたに奮闘する3人を中心とした物語であることから作中にはいくつかの百人一首が登場します。

この記事ではちはやふる結びで読まれる和歌の意味や、恋の歌、またその作者などを分かりやすく解説します!

「ちはやふる」や千早の和歌の歌詞や意味は?

ちはやふるの意味

この作品のタイトルである「ちはやふる」。

この意味はご存知ですか?

「ちはやふる」とは枕詞と言って和歌に見られる、特定の言葉の前に置かれる決まった言葉です。

その特定の言葉が「」であることから神聖な言葉と言われています。

漢字にすると「千早振る」となり、意味は激しい勢いですばやく振る舞うさまとなります。

千早の歌「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」の意味や作者

作中の千早は新に「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」は千早の歌だと言われ、かるたへの気持ちが増し新を好きになるきっかけにもなったというエピソードがありますよね。

この和歌の意味は

神々が国を治めていた不思議なことがよく起こる時代でも聞いたことがないほど、龍田川に舞い落ちた紅葉が括り染めた紅色の景色は美しい

という秋の紅葉の景色を詠んだ歌です。

しかし、この歌の意味は恋情を込めた歌であるという説もあります。

そのように読み解くと

あなたへの想いが激しい龍田川の水の流れを真っ赤な紅色に括り染めるほど今でもあなたをお慕いしています

となります。

もしこの解釈を知ったうえで新が千早の歌だと言ったとしたら、新は千早への自分の思いを込めてそう伝えたのかもしれませんね^^

作者は「在原業平」という方で、平安時代のプレイボーイとも呼ばれる人でとってもイケメンだったようですよ。

男女の恋愛を綴った平安初期の歌物語「伊勢物語」の主人公とも言われており、天皇の妻に内定していた女性と駆け落ちしてしまうというエピソードもあり自由奔放な人物ですが和歌の評価は高く、その才能は認められていたそうです。

ちはやふる結びで詠まれる百人一首の歌詞や意味について解説!

ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる

意味

まだ夜が明けきらない早朝にホトトギスの鳴いた方を見てみれば、すでにホトトギスの姿はそこになく、ただ夜明けの月が空に淡く残っている。

ホトトギスは古典文学ではよく聞く名前で、万葉集にも多数出てきますし、戦国大名、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の性格を表した俳句「鳴かぬなら・・・」は有名ですよね。

しかし百人一首の中でホトトギスが使われるのはこの作品だけなんですよ。

 

ちはやふる結びの映画シーン

太一がかるたを辞めると聞いた後、千早が部室で見つけた札がこちらで、そのあと千早は泣いてしまいますね。

ホトトギスは同じ枝には止まらないというぐらい素早く移動してしまう鳥で、不吉な迷信や伝説も多くもつ生き物です。

また托卵という習性があり、ずるがしこい鳥でもあります。

千早はこのホトトギスに太一の姿を重ねていたのかもしれませんね。

 

風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける

意味

風がそよそよと音を立てて楢(ナラ:ブナ科の植物)の木を揺らしている。

京都上加茂神社の御手洗川の夕暮れは秋の訪れを感じさせるが、この「みそぎ」の行事(六月祓:みなづきばらえ)だけは夏であることの証拠である。

この句が詠まれた平安時代では7月1日から秋と決められていました。

この歌に出てくるみそぎの行事とは6月30日に行われる1年の上半期の穢れを祓う六月祓を指しています。

 

ちはやふる結びの映画シーン

千早と奏が屋上で会話するシーンで、かるたに懸けた高校生活、そして最後となるこの夏をこの歌に照らし合わせています。

奏は千早にかるた部に誘ってもらってからの日々を宝物だと言っており、こんな日々が続けばいいのに、ときは過ぎてゆく。

でも今この夏を精一杯過ごしているこの時間は青春の証だと表現しているのではないかと思います。

 

花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世に振る ながめせしまに

意味

桜の花が色あせてしまうように、私の容姿もむなしく衰えてしまった。

降り続く長雨の中ぼんやりと物思いにふけっているうちに。

百人一首を全然知らないという方でもこれだけを聞いたことがあるということも多いというぐらい有名な一句ですね。

作者は小野小町で当時絶世の美女と歌われた彼女だからこそ書けた歌で、その身の老いや過ぎてから思う若かりしころのはかなさなどを表現しています。

 

ちはやふる結びの映画シーン

最強の名人、周防名人の講義の場面で黒板に書いたのがこの歌ですね。

周防さんは太一よりも年齢が上で経験が豊富も豊富なことから、二度と戻ってこない今がいかに儚いものであるか、またその今を大事にすることの大切さを伝えています。

太一は新が千早に告白したことでかるた部から離れ千早とも距離を取り立ち止まっている状況だったので、それが間違いであることに気付かせ、どう行動に出るべきかの道しるべを灯してあげたのではないでしょうか。

全国大会の決勝(運命戦)の百人一首・恋の歌の歌詞や意味について

運命戦となった決勝で残った2つの和歌、「しのぶれど」と「こいすてふ」。

これは実際の歴史上でも天徳内裏歌合という1000年前に開かれた歌合で「忍びの恋」をテーマに競われた名歌で優劣の判定をなかなか付けられなかったというエピソードでも知られています。

最終的には天皇(帝)が「しのぶれど」を口ずさんだことからこちらに軍配が上がったのですが、劇中でもこの札を自陣に置いたことで瑞沢かるた部の勝利となりましたね。

 

しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで

意味

恋心を周りに気付かれないように心に秘めてきたけれど知らないうちに顔や表情に出てしまったいたようだ。

「恋、物思いをしているのですか?」と人から尋ねられてしまうほどに。

この歌は今の時代においても状況を思い浮かべやすく、とても共感できる歌ですよね!

恋愛あるあるというか、自分でも気持ちに確信が持てていないのに周りからはバレバレな態度をしていて、それを指摘されてハッするなんて経験された方も多くいらっしゃるのではと思います。

 

こいすてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか

意味

私が「恋をしている」という噂が早くも広まってしまった。

誰にも知られないようにひそかに想い始めたばかりなのに。

これも先ほどと同じく秘密にしたい恋が周囲にバレバレという状況を謳った和歌ですね。

片思いの最初ってなんだか恥ずかしいしまだ自分だけに秘めておきたいものですよね。

でも気付けば目で追っていたり、そんな姿をみた周りの人が「あの人のこと好きなんじゃないの?」なんて噂されてしまう。

とても素直で分かりやすい歌ですね。

 

ちはやふる結びの映画シーン

奏と菫が恋愛の話をするシーンでこの歌の話題になりますね。

先ほど触れた歌合のことも出てきます。

恋というのはいつの時代も変わらないということですね^^

また最後の札にこれが選ばれたのは天徳内裏歌合での難しい勝敗を意識したものと思われますが太一の表に出来ない恋心を表したのではないかなと思ってます。

 

まとめ

ちはやふる結びで詠まれる和歌の意味、運命戦の句になった恋の歌についてまとめてみました。

私はこの作品を通して百人一首に興味を持ったり、学生時代は苦手だったのに面白さが少し分かった気がします!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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