1994年に公開された映画「ショーシャンクの空に」。
冤罪を題材にしているので胸糞悪いシーン多いこの作品ですが、中でも所長が本当にクズすぎる!!
こう言っては何ですが本当にやってることがあり得なさ過ぎて憤りを感じますよね。
そんな彼の一番の悪行はトミー殺害だと思いますがなぜ殺したのかあまりにサラっと描かれすぎて分かりづらいですよね。
この記事ではショーシャンクの空に登場する所長に焦点を当てて、クズっぷりやトミー殺しの件を深堀していきたいと思います。
ショーシャンクの空にのノートン所長がクズすぎる?
もう本当に救いようのない人格の所長ですが、今作の中でやらかしている数々を挙げながらそのクズっぷりについて振り返りたいと思います。
部下の囚人への暴力の容認
アンディたち新人囚人がショーシャンク刑務所に来たとき、囚人らは全裸で水を浴びせられたり、消毒薬を全身に振りかけられたりと人間としての扱いが全くなされません。
消灯後泣きだした小太りの新人囚人に対しても泣き止まないことでハドリー刑務官が警棒で殴り死んでしまいます。
部下が囚人を殺してしまうというほどの暴力事件を起こしても何の問題にもならずもはやそれが普通になっているこの環境やばすぎますよね。
本来ならそのような指導はしないよう諭す側である所長ですが「厳しい規律」というのを盾に容認してしまっている・・・最低な上司です。
賄賂などで多額の裏金
囚人たちに更生や社会奉仕という名目で野外作業をさせますが、その本当の目的はピンハネや土建業者達からの賄賂で多額の裏金を得ること。
さらにはその裏金を元銀行員で知識に富んでいるアンディに処理させることで自分の手は汚さず足がつかないように隠蔽させていました。
このような悪だくみも含め数々のことを一見いい人を装ってやるからさらに質が悪いですよね。
真犯人の追及はしない
後から刑務所に入ってきたトミーから真犯人について聞いたアンディが所長に再審請求したい旨を相談しますが全く取り合いません。
というのも、彼を失えばこれまでの裏金の処理を任せる人もいなくなるし、この事実を知っている彼を自由の身にするとなればばらされる危険もあるため認めるわけにはいかなかったのです。
そのためトミーの証言をアンディを喜ばせるためについた嘘だと言い放ちます。
もうとことん自分の都合ばかりです!
もはや罪を犯した人が誰かなんて彼にとってはどうでもいいのです。
アンディを脅し身の保身に走る
冤罪で収容されているアンディは無実の証明のために「裏金はバラしませんから再審請求を」と所長に食い下がりますがこれが所長の逆鱗に触れます。
そして懲罰房へ入れてしまいます。
一番の弱みを握られていて触れられたくない部分だからという完全なる逆切れですね。
もう自分勝手にもほどがあります。
拳銃による自殺
アンディが脱獄に成功するとこのため込んだ裏金を引き出し、マスコミへ告発します。
それによってもう逮捕される、という状況に追い込まれた所長は拳銃自殺します。
もうね、この散々悪行したうえでの自殺。
なんの罰もお咎めもなく真実を語ることもない。
一番許せないパターンです。
ショーシャンクの空にの所長によるトミーの死や悪行がバレた理由は?
数々の悪行を働いてきた所長ですが一番の罪はトミー殺害ですよね。
そして悪行が最終的にバレたのがなぜなのかについてまとめていきます。
ショーシャンクの空にの所長のトミー殺害理由
正確には所長がハドリー刑務官に指示し殺害させるわけですが、その理由は「口封じ」です。
トミーはアンディの妻殺しの真犯人に心当たりがある人物でした。
そのことを聞いたアンディはトミーが証言してくれれば冤罪を証明できる!と考え所長に「トミーに法廷で証言させて欲しい。」と懇願します。
しかし、所長はアンディは終身刑で刑務所から出ていくことがあるなんて想定しておらず、だからこそ裏金に加担させていたわけです。
アンディが釈放されたら所長は裏金作りの処理をさせる人間もいなくなり、さらには外に出たアンディにすべてをばらされるかもしれません。
それを恐れた所長は懲罰房に入れてアンディがもうそういった気を起こさなくなるように仕向けましたがアンディの意志は固く揺らぎませんでした。
そのため証言する人を封じるということでハドリーに銃で殺害させます。
この流れもトミーを呼び出し証言することに前向きで理解のあるフリをしたうえでの射殺なので本当に胸糞ですよね。
しかしこんな理由での殺害は周知させるわけにはいかないので表向きは脱獄を図ったことによる射殺として処理しました。
そしてトミーの懲罰房に赴きあたかもそれが真実のようにアンディに話しさらに畳みかけるように脅すわけですが、アンディはトミーの死の真相がそうではないと感付きます。
なぜならトミーは高卒資格をとったばかりで釈放間近、脱獄を図る理由がどこにもないからです。
自分が意思を変えないせいでトミーは殺された、トミーの死は自分のせいだと思ったアンディは脱獄した後復讐することを決めます。
所長の悪行はなぜバレた
そのため脱獄する際に裏金のために作っていたランドール・スティーブンス名義の口座の帳簿を持って銀行へ行き、偽造した免許証とパスポートでお金を引き出し、そのついでに裏金管理の証拠の帳簿とトミー殺しや刑務所内で起きている刑務官による殺人や暴行の真実を新聞社へ郵送したのです。
トミー殺しやその他ハドリーの暴行や殺人など、諸々の証拠がちゃんとなかったとしてもタレコミさえすればその後は警察が捜査して全て明るみにでます。
所長のセリフ「どうして悪事がバレたか」の意味
所長は自殺する前に「どうして悪事がばれたか」と言っていますがアンデイの賢さを見くびっていたのか、もしくは仮にアンディがバラしたとしても所詮世間的には刑務所に収容されている受刑者のことなんか信じない、再審請求の話を持ち掛けてきた時も裏金のことはバラさないと言っていたし、まさかここまでされるとは予想できなかったのかもしれないですね^^;
まとめ
ショーシャンクの空にの刑務所のノートン所長がクズっぷりとトミーの死や悪行がバレた理由についてまとめました。
・所長はお金大好きのクズ野郎
・トミーの死や悪行がバレた理由はアンディがマスコミに流したから
最後までお読みいただきありがとうございました!!
関連:ショーシャンクの空にアンディの妻殺しは無罪の冤罪?有罪説と真犯人はエルモなのか考察
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