2011年に公開された劇場版名探偵コナンシリーズ15作目の「沈黙の15分」。
賛否両論が飛び交うこの作品ですが、元太と光彦の喧嘩によってコナンが素晴らしい名言を放つ印象深いシーンがあります。
忘れたくないこのセリフをシーンの流れとともにまとめました。
沈黙の15分の喧嘩で生まれた名言!セリフの全容
喧嘩する元太と光彦
こっそりとスノーモービルに乗り遊んでいた元太と歩美と光彦が、帰れなくなってしまいました。
何とかしてもらおうとコナンに連絡をし事なきを得るのですが、ささいなことから罪の擦り付け合いの様な感じで元太と光彦が言い合いを始めてしまいます。
元太 「俺がなんも考えてねーみてぇじゃねーか!」
光彦 「へー?何か考えていたんですかぁ!」
元太 「お前だっていつも利口ぶりやがってよぉ!」
光彦 「なんですかそれ!元太くんなんて!」
元太 「光彦なんかぁ!!」
ここでコナンからストーップ!!が入りあの名シーンに繋がります。
沈黙の15分でコナンが放った名言
喧嘩をする二人に
「そこまでだ!
二人とも、それ以上言うのはやめろ。
一度口から出しちまった言葉はもう元には戻せねぇんだぞ」
けどよ!!と声を合わせていう元太と光彦に
「言葉は刃物なんだ。
使い方を間違えると厄介な凶器になる。
言葉のすれ違いで一生の友達を失うこともあるんだ。
一度すれ違ったら二度と会えなくなっちまうかもしれねぇぜ」
と優しく諭しました。
コナンはたくさんの事件を解決する中で、ちょっとしたボタンの掛け違いから起きた悲しい事件をたくさん目にしてきたためこのような言葉が出てきたのかもしれないですね。
現実でも悲しい事件をニュースで目にしたり、些細なことで傷ついたり傷つけてしまうことは日常茶飯事です。
とても考えさせられる胸にとどめておきたい深い言葉だなぁと思いました。
コナンの「言葉は刃物」は和尚さんのパクリだった!?
上に書きましたコナンの名言、あれ?前にもどこかで見聞きしたような・・・と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
はい、実は過去にコナンが解決した事件のとある犯人が似たようなセリフを言っています。
言葉は刃物の元ネタ
このセリフの元ネタとなるのは「服部平次との3日間」というタイトルの話で、単行本では第54巻と55巻に収録されています。
またテレビアニメでは2007年7月に第479話として放送されています。
和尚さんの言葉
和尚さんは誰かを物理的に殺してしまったわけではないのですが、強くしかりつけたのちにとある女性が自殺してしまいました。
それを女性の息子が知ってしまったらショックを受けると死体を隠してしまったのですが死体遺棄として自首しようとしていました。
そんな中犯人に言い逃れができないように言葉で問い詰める立場である探偵にあの名言と同じニュアンスの言葉を伝えます。
言葉は刃物・・・
使い方を誤ると質の悪い凶器に
変化する・・・
相手の心を察知して
慎重に使わねばなりません・・・
たとえそれがどんな相手であろうとね・・・
正義感や立場上、憎き事件の犯人に対して強く追い詰めるような言葉を言ってしまいがちなコナンや毛利小五郎に伝えた言葉です。
この言葉でコナンが感銘を受けたのか、また作者の青山剛昌先生が読者の方へ伝えたいメッセージが強く込められているのかもしれませんね。
まとめ
名探偵コナン・沈黙の15分の喧嘩シーンでコナンが放つ名言をまとめてみました。
言葉は刃物、どんな相手にも慎重に武器にならないように使わなければいけないという趣旨が込められたセリフでしたね。
心の片隅に置いておきたい名言でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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