ダン・ブラウンの同名長編推理小説を原作として2016年に公開された映画「インフェルノ」。
ダヴィンチコード・天使と悪魔につぐ続編で非常に難しい謎解きの話です。
分かりづらい点が多くありその中でもデスマスク関する流れは理解しずらい部分だと思います。
この記事ではラングドンがデスマスクを盗んだ理由からゾフリストの計画まですべて解説します!
ラングドンはなぜデスマスクを盗んだのか
ざっくりいうとラングドンがWHOから依頼されたためです。
ゾフリストは人類を減らすためにウイルスをばらまこうとしていて、それを暗号で隠していました。
それを知ったWHOのシンスキーがウイルスのありかの暗号を解読してほしいと旧知の仲であり、謎解きが得意なラングドンに依頼をしました。
その暗号の解読を進めると、デスマスクにウイルスのありかに関する暗号が書かれていることが分かりました。
デスマスクには暗号の上から水溶性の塗料が施されており、それを取り除くために持ち帰ることにしました。
そのあと、大機構に注射を打たれて記憶喪失になってしまいます。
この様子が防犯カメラに残っており、ラングドンが盗んだとなってしまうわけです。
ラングドンが盗んで記憶喪失になるのはすべてゾフリストの計画だった?
先ほど書いたラングドンがデスマスクを盗んで記憶喪失になるというのは実はすべてラングドンの計画だったんです!
なぜこんな遠回りの様な事をしたのでしょう?
シエナにウイルスのありかを教えなかった理由や記憶喪失にさせた理由やどこからどこまでがゾフリストの計画だったのかをまとめます。
なぜシエナにウイルスのありかを教えなかったのか
ゾフリストはウイルスをばらまく計画があることをWHOに知られていて、もし自分が捕まったあとでも計画を遂行できるように準備をしていました。
恋人のシエナにウイルスのありかを教えてしまうと、シエナも狙われて捕まる可能性があり、それを防ぐためにシエナには自分がいなくなった場合の暗号があることだけを知らせておいたのです。
なぜ暗号にしたのか、というと日ごろからゾフリストとシエナの間でプレゼントの隠し場所を暗号にして解くといったやりとりをしていたからです。
なぜ記憶喪失にさせたのか
ゾフリストの計画はウイルスをばらまくことです。
それを遂行するには、シエナがデスマスクに「ウイルスのありかを示す暗号が隠されている」という事実を伝えなければなりません。
そのためにデスマスクにたどり着いたラングドンを記憶喪失にし、今度はシエナを助手としてそばにつけた状態でもう一度謎解きをさせたわけです。
なぜデスマスクに暗号を隠したのか
デスマスクはゾフリストの持ち物で美術館に置いてあるものの自分で自由に持ち出しができるものだったからです。
インフェルノはダンテの神曲を軸にして描かれている作品であり、このデスマスクはダンテのデスマスクなので重要な暗号を隠す場所に選ばれたのでしょう。
全てはゾフリストの計画だった
映画冒頭の病室を襲われシエナと逃げるシーン。
あれもすべてゾフリストの計画の1つで大機構たちは演技をしており、ラングドンとシエナを引き合わせて謎解きをはじめさせるためのものでした。
ゾフリストはシエナではデスマスクを持ち出すことができないため、ラングドンにまずデスマスクを外部へ持ち出してもらい、記憶喪失にしてシエナと引き合わせ、その状態で謎解きをさせることが目的だったということです。
謎が解けてウイルスのありかにシエナがたどり着いたら大機構がラングドンを殺してウイルスをばらまくという計画だったのです。
その後は刺客が死んでしまい計画は狂うわけですが、ここまでのラングドンの動きはすべてゾフリストの手の内だったんですね。
まとめ
インフェルノの映画でデスマスクをラングドンが盗んだ理由やゾフリストの本当の目的や計画についてまとめました。
・デスマスクを盗んだのはラングドンにとってはWHOからの依頼
・一方でゾフリストの計画の1つであり、シエナと引き合わせる目的があった
最後までお読みいただきありがとうございました!
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