チャーリーとチョコレート工場でウォンカの家が消えたのはなぜ?父親との関係や子供時代から考察

映画

2005年に公開されたアメリカのミュージカル・ファンタジー映画「チャーリーとチョコレート工場」

ファンタジー?いやホラーの側面も感じさせる世界観で描かれるこの作品ですが解釈が難しい謎がありますよね。

この記事ではウィリーウォンカの子供時代に焦点を当てて、1番の謎、家が消えた?移動した?問題をはじめ、父親や性格についてまとめてみました。

チャーリーとチョコレート工場で家・父親が消えたのはなぜ?

ウィリーウォンカの父親

ウィリーウォンカの回想シーンで子供時代に起きた父親との喧嘩のシーンがあります。

この父親は日頃からかなり厳しく躾をしていました。

もともと良好ではなかったウィリーウォンカと父親ですが、ウォンカがチョコレート屋になりたいと言ったことから大激怒!!

そんなことを言うウォンカをまともに取り合うこともせず否定します。

なぜなら父親は歯医者でチョコレートなどの甘いものは悪という考えがベースにあるからです。

しかし家出をすると言い出したウォンカにこんな言葉を吐きます。

「お前の帰る家はもう無いぞ」

そう、この言葉がキーになりそうです。

ウォンカのお父さんと家が消える

このあと家出したウォンカは国旗博物館に行きます。

閉館時間になってしまったため家に帰ると

!!!

ウォンカの家だけがその場からなくなり父親もいなくなっています。

そして稲妻が光りこの場面は終了し父親とも会うことなく時は流れます。

 

ウォンカの家が移動!?

その後ウォンカはチャーリーとともに父親の歯医者に行くと何もないところにポツンと建っている一軒家。

今度は周りにあったはずの家がない、いやこの何もないところに1軒だけ移動したかのような絵になっています。

これは一体どういうことなのか考察してみました。

ウォンカの家が消えたのはウォンカと父親の心情描写

結論から言いますと、実際に消えたり瞬間移動したというわけではなく、このときのウォンカや父親の心情を表現した描写だと思います。

お前の帰る家はもう無いぞと言っているように、もう帰る場所はない、俺はいないよというウォンカにとっての居場所がなくなったことを表しています。

また時を経て家に出向いたときには家の周りは雪に囲まれています。

これにも意味があって父親とウォンカの雪解けしてない冷えたままの関係、ウォンカにとっては近寄りがたい冷酷な場所、そして父親はこの寒い環境のなか一人ポツンといるさみしさ、でもちゃんと父親なりウォンカを想い場所を残している、そんな表現しているのかなと思いました。

ちなみに原作小説や1作目の夢のチョコレート工場では父親は登場しませんので今作の完全オリジナルとなっています。

色々考察してみましたが、監督はティム・バートンでジョークの強い方ですのであくまでファンタジーであり目に見える描写そのものを真正面からとらえてはいけないのかもしれませんね^^;

チャーリーとチョコレート工場・ウォンカの子供時代

ウォンカが頭につけているヘッドギアは矯正器具

子供時代のウォンカが頭につけているのは歯の矯正器具です。

父親が歯医者で歯に相当気を使っているゆえなのかもしれません。

これはヘッドギアといって現実の世界でも存在している矯正器具で効果としては大臼歯(奥歯)を後ろに移動させたり、上顎骨の成長を抑制し、下顎の成長を正しく導く装置として使用されるようです。

所謂出っ歯の矯正や、小児の場合永久歯の生える場所を確保する目的で使われたりするようです。

とはいえ矯正と言えば歯にワイヤーをつけるタイプが一般的なのであまり見慣れないものですね。

 

ウォンカの性格は?

善悪の区別が付かない子供じみた性格、時代遅れのフレーズを連発とされています。

子供じみた性格というのは主に家族関係、中でも父親からの厳しい躾や否定されてしまったことで愛着形成ができずこうなってしまったのかもしれません。

劇中では招待された子供たちがピンチなときにも楽しそうに笑っていたり、ウンパルンパの歌を楽しそうに聞いていたりという描写があります。

さらに今作では子供嫌いという設定が加わったようで、見学にきた子供たちにたいする対応が苦手感丸出しです。

自分が親から愛されなかった(愛されていると思えなかった)ことで子供に対する扱い方が分からないのかもしれません。

また時代遅れのフレーズというとピンとこないかもしれませんが、これは日本語吹き替えでは分かりづらいようで英語で聞くと英語圏特有の?のダジャレのようなものを言っているそうです。

原作小説でも翻訳されたものではなく英語のまま読むとそんなフレーズがあるそうです。

ぜひ英語に強い方は読んでみると新しい発見があるかもしれません^^

 

まとめ

チャーリーとチョコレート工場のウォンカの家が消えた理由を父親との関係や少年時代から考察してみました。

あくまで家の物理的な移動ではなく、それぞれの心情を描写したというのがこそシーンの真意ではないでしょうか^^

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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