ドラえもん・のび太の新恐竜のキューは何者?モデルや元ネタについて考察

映画

2020年にドラえもん50周年記念、映画ドラえもんシリーズ第40作目として公開された「映画ドラえもん のび太の新恐竜」。

双子の恐竜キューとミューがとてもかわいらしく魅力的な作品ですが、この双子の恐竜は何者なのでしょうか!?

この記事ではキューやミューのモデルとなった恐竜はいるのか元ネタについて考察してみました。

ドラえもん・新恐竜のキューは何者?

公式サイトにてモデルとなった恐竜の発表はされていません。

そこでまずキューとミューのキャラ設定や特徴についてまとめます。

キューとミューのキャラ設定

キューとミューはのび太が化石博物館でたまたま見つけた卵の化石からタイムふろしきによって誕生した双子の恐竜。

生まれたときは両手に収まるサイズだったがすくすくと成長しあっという間にのび太と変わらないくらいに。

タイムふろしきでかかった時間から逆算して白亜紀後期に生きていた恐竜と推定。

キューとミューの特徴

キュー

緑色の体をしたオスの羽毛恐竜。背中にスペードの模様がある。

ミューに比べて小柄で、尻尾と羽も短い。尻尾の先端は3つに分かれた扇形の羽が生えている。

前足にも羽毛が生えている。

餌は魚が好む。

滑空飛行ができず落ちこぼれ扱いだったが、物語の終盤で羽ばたきによる飛行をする。

慎重派で不器用なためのび太と似たもの同士の性格。

ミュー

ピンクの体をしたメスの羽毛恐竜で背中にハートの模様がある。

尻尾と羽が長めでキューと同じく尻尾の先端は3つに分かれた扇形の羽が生えている。

前足にも長めの羽毛がある。

餌は雑食でなんでも食べる。

誕生からほどなくして滑空をマスターする。

性格は好奇心旺盛で物覚えが早い。

ドラえもん・新恐竜のキューのモデルや元ネタ

これらの特徴から考えていくつかモデルとなった恐竜を考察してみました。

①オビラプトル

Amazon | シュライヒ 恐竜 オビラプトル フィギュア 15001 | ロボット・子ども向けフィギュア | おもちゃ

引用:Amazon

有力候補1位はオビラプトル!!

前足やしっぽの羽毛の感じとても似ていませんか?

時代も白亜紀後期、体型も1.5mほどでまさにキューと似たり寄ったり。

しかもオビラプトルは卵の入った巣の上に被さった状態の化石が発見されており、鳥のように卵を抱いて温めていたと推測されています。

さらにこの化石のオビラプトルはオスと推測されていて、オスが卵を温めるというのも鳥類によくみられる行動なんです!

恐竜が鳥に進化する恐竜を描いているキューに対しこの鳥に通じる特徴をもったオビラプトルは何だか通じるものがあります。

食べ物は木の実や小動物を食べていたと言われていてこの点は雑食のミューと近いのかもしれません。

違う点と言えばしっぽが扇形でないことと、頭にとさかがある点ですね。

ちなみこのオビラプトル、名前の意味は卵どろぼうでかつてはプロトケラトプスの卵を盗んでいたと考えられていましたが、今は自分の卵を抱いていたとされており大変不名誉なネーミングをされてしまったかわいそうな恐竜です^^;

②カウディプテリクス

カウディプテリクスの画像

引用:恐竜図鑑

第二候補はカウディプテリクス。

こちらもオビラプトルの仲間ではあります。

扇形に広がったしっぽ、前足の羽毛、キューにそっくりではありませんか?
時代が白亜紀前期でありややずれるのと体格もmとやや小さめですが見た目は一番似た恐竜と言えます。

さらに羽ばたく為の筋肉をつなぎとめる叉骨が発達している飛ぶことはできなかったものの恐竜で鳥への進化を連想させる恐竜でもあります。

こんな小柄な恐竜ですが食事は肉食で攻撃性の高い恐竜だったと言われています。

デイノニクス

デイノニクスの画像

引用:恐竜図鑑

お次はデイノニクス!

前足の羽毛や頭部に羽毛がふさふさっと生えているあたり、似ています。

時代はこちらも白亜紀前期で体格も3.5mと大きめ。しっぽにも羽毛がありますが機能としては2足歩行するための体のバランスを取っていたようです。

足のかぎづめも特徴の恐竜なのでこのあたり、ちょっとキューとは離れてしまいますね。

食事は肉食で頭が大きく脳が発達しているとみられ、仲間と集団で行動したり、知能が高い恐竜だったとも言われています。

始祖鳥(アーケオプテリクス)

始祖鳥の画像

引用:恐竜図鑑

現在知られているもっとも古い鳥類といえばこれ、始祖鳥ですね。(最新研究では諸説あり)

翼につめがあり恐竜の特徴と、現代の鳥と同じような空洞で軽い骨や翼などの特徴を兼ね備えています。

恐竜から鳥への進化を考える上では欠かせない存在で、このあたりはキューに投影されているのかなと思います。

ただ食べ物は昆虫で時代が意外と早くジュラ紀後期なためこの辺りは全くかみ合いません。

何かしらの翼竜

翼竜と言えばプテラノドンやこの映画にも出てくるケツァルコアトルスが該当します。

これらがキューほど羽ばたいたかは謎ですが滑空だけではなく多少は羽ばたいていたと考えられています。

また魚を食べていた翼竜もいます。

恐竜のなかで魚を食べていたと言われているのはスピノサウルスですが全くキューとは特徴が違いますので翼竜の方が近いかなと思います。

でも見た目が・・・全く違いますね^^;

白亜紀後期の翼竜といえば大型が主流なのでキューとの合致点は魚を食べることのみですね。

まとめ

映画ドラえもん・のび太の新恐竜に出てくるキューやミューが何者なのか?モデルや元ネタについて考察してみました。

公式が発表していない以上結論は不明ですが、いろんな恐竜の特徴を織り交ぜながら恐竜の進化を描いたのでないかと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました!!

関連:のび太の新恐竜の巨大翼竜(敵)の名前は?登場する恐竜の名前や種類を紹介

関連:のび太の新恐竜のジルと恐竜博士の関係は?小ネタについてまとめました

コメント

タイトルとURLをコピーしました